税理士、行政書士、中小企業診断士・・・他士業資格との相性◎

社会保険労務士は、それ単体で十分、スキルの高さや専門性をアピールできる資格ですが、資格取得後のステップアップとして他資格とのダブルライセンスを目指す方も少なくありません。開業志望はもちろん、社会保険労務士の求人への応募を考えている方にとっても、武器は多いに越したことはないというのが一般的な考え方であると言えるのかもしれませんね。

 社会保険労務士とのダブルライセンスの例として、よくあるのが他士業との合わせ技です。具体的には、行政書士や税理士の取得を目指される方が多いようです。前者を取得することでより幅広い行政手続きを執り行えるようになり、例えば煩雑な手続きを要する会社設立から労働・社会保険関係の事務処理、人事コンサルまでをワンストップで引き受けることが出来るようになることで活躍の場を広げることが可能になります。また、顧客対象が重複する社会保険労務士と税理士については、2つの専門分野からより一層幅広いサポートをすることが可能になるという点において、ダブルライセンスのメリットは大きいと言えるでしょう。この他、経営コンサルとして企業を支える中小企業診断士もまた、社会保険労務士とのダブルライセンスによって相乗効果が狙える資格であると言えます。

 とはいえ、社会保険労務士として開業、もしくは求人への応募をするにあたっては、当然のことながら求められる資格は「社会保険労務士」のみです。よって、ダブルライセンスにこだわるあまりなかなか実務の世界に踏み出せない、もしくは社会保険労務士としての仕事がおろそかになる、単なる資格マニアに成り下がる、といったことになってしまえば本末転倒。新たな資格取得は見合わせた方が良いかもしれません。なかなか難しいことですが、ダブルライセンス取得の際には見極めも重要になります。