テキストの選び方

市販のテキストなら個人名で出版されているものがお薦め

独学で勉強される方には、これは特にアドバイスしておきたいです。市販のテキストでは、著者名が個人名や学校名で記されているものを選びましょう。著者名が「××研究会」等のものは避けた方がよいでしょう。やはり責任の所在というものは大切で、それが曖昧な参考書は、編集のされ方も的を得ていないもののようです。

学習の優先順位を明確にしているテキスト

「重要度A」「重要度B」というように、学習の優先順位を明確にしてあるテキストを選んだ方がよいでしょう。社会保険労務士の試験は多岐に渡ります。得点科目をつくることよりも、不得意な科目をなくすことが合格への近道なのです。しかし初学者で、一度も試験を受けたことのない方が、ある条文について重要かそうでないかの判断などできるはずがありません。特に几帳面な方ですと、ついつい重箱の隅をつつきがちになるものですが、絶対落とせない問題を確実にマスターする勉強法の方が、はるかに効果が高いのです。

項目ごとに基本問題があると理解が深まりやすい

項目ごとに練習問題が掲載してあるか、もしくはテキストと問題集がリンクしている教材を選びましょう。社労士の試験勉強では、テキストだけあるいは問題集だけを数時間続けて勉強するよりも、テキスト←→練習問題・過去問題を、小まめに往復する学習の方が効果的です。あやふやだった知識が、問題を解くことで確実なものに変わっていくのです。

図表のたくさんあるテキストは覚えやすい

必要な事項について図表化しているテキストはお薦めです。複雑な制度や概念も図表化されていると、イメージが記憶にとどまりやすく、知識を正確に理解できるからです。社労士の試験では、制度の相互関係を押さえることも大切になります。そのような関係を図式化することは編集のプロにしても大変な仕事に違いありません。そのような配慮のあるテキストなら信頼度が大きいということです。

問題集の選び方

基本問題集 基本テキストリンクした問題集を選ぶ

基本問題集は、基本テキストの理解と記憶の定着が目的ですので、テキストとリンクしたものを選びましょう。これはテキスト選びのところにも書きましたが、おぼろげながらでも理解した内容をすぐに問題にあたることで定着させることが大切なのです。基本テキストの読み込みと連動して、取りこぼしがなくなるまで繰り返してください。

過去問題集 5年分以上あり項目ごとに整理されているものがお薦めです

過去問題集は最低5年分以上を揃えたものを購入しましょう。本試験では半分以上の問題が、過去問の言い回しを変えて同じ趣旨で出題されるのが社労士試験の特長でもあります。5年分の問題集を解き、それぞれの問題を比べてみると、出題者がどのような意図を持って問題づくりをしているのかもだんだん解ってくるようになります。また過去問題集には、年毎の試験の傾向を知る意味合いもありますので、たとえば労働基準法ならば、「適用除外」「変形労働時間制」「解雇」などの項目ごとに整理されているものが使いやすいです。

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