ぴったり1年の勉強で合格を目指しましょう

社会保険労務士試験では、合格までの勉強量の目安が1000~1200時間といわれています。
これだけの時間を6ヶ月などの短期で消化する勉強法にはムリがあります。
そうかと言って、1年を超えるような長期学習プログラムで勉強すれば必ず合格できるというものでもありません。
ここでは「1年」で合格を目指すモデルプランについてお話ししたいと思います。
大まかには1年を4ヶ月ずつ3つに分け、「基礎力養成期」「実力養成期」「本試験準備期」としてとらえます。
また、社労士の試験は毎年8月に実施されますので、まる1年で合格するよう、9月から勉強をスタートさせるシミュレーションをしてみましょう。

9~12月(基礎力養成期)

独学、通学、通信を問わず、主要テキストに入る前に、いわゆるノウハウ本を用意しましょう。『社労士 入門編』のたぐいの安価な本で構いませんし、できればマンガで社労士試験について解説している本があればもっとベターです。
そうするポイントは、ざっくりで構わないので社労士試験の全体を押さえ、知識を体系化するための最初の屋台骨を作ってしまうためです。
ノウハウ本は、初学者にも理解しやすく作ってあり、主要テキストよりはるかに興味を持って読み進められます。

勉強始めた2週間目位から本テキストに入っていくと、『この条文解説は、マンガであの部分が言っていたことかな?』などと連想できるようになってきて、記憶を促すためのきっかけにもなりやすいのです。
この間に、テキストは2~3回、一通りすべてに目を通してください。

1~4月(実力養成期)

1月からは、学校で教わったことや基礎テキストで勉強したことがどのくらい記憶に定着しているかを計るために、徹底的に過去問題集をこなしてください。最初は半分もできないかもしかしれませんが、それは問題ではありません。
大切なのは『どこが習得できていて、どこが弱いか』をきびしく見極めることです。問題集で解けなかった部分にウエイトを置いて、テキストに戻るのです。テキストは、単純に読み返すよりも、自分が弱い部分を何度も繰り返して読み、弱点を一つひとつ解消する読み方をした方が、成果を出しやすいです。

5~7月(本試験準備期)

この時期は、各種の資格学校で模擬試験が行われます。これらの試験には直近の法改正や白書対策の問題が出題されます。自分の実力を測定するためにも、過去問題集で不足の部分を補うためにも模擬試験は必ず受けてください。
この時期に受けた模擬試験をもとに、『この問題は一昨年の問題のここを書き換えてある』『この問題は過去に一度も出題されていない』などの棲み分けをしていくと、知識の体系化は一層深まるはず。模擬試験は復習することに意味があるのです。
また予備校が主催する「法改正セミナー」や「白書対策」、通信講座が提供する同様の資料は必ず利用しましょう。法改正等にまつわる膨大な情報を、ポイントを押さえて試験に必要なぶんだけ提供してくれるので勉強が効率的です。

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