意識してほしい数字は、難易度ではなく合格基準点です。

過去10年の試験の結果をさかのぼって見てみましょう。

      受験者   合格者   合格率
平成18年度 46,016人  4,286人  8.9%
平成19年度 45,221人  4,801人  10.6%
平成20年度 47,568人  3,574人  7.5%
平成21年度 52,983人  4,019人  7.6%
平成22年度 55,445人  4,790人  8.6%
平成23年度 53,392人  3,855人  7.2%
平成24年度 51,960人  3,650人  7.0%
平成25年度 49,292人  2,666人  5.4%
平成26年度 44,546人  4,156人  9.3%
平成27年度 40,712人  1,051人  2.6%

この結果から読み取れることは、社会保険労務士の試験は、生半可な努力では合格できない試験であるということです。 ただ、合格率の低さだけで見て、社会保険労務士試験を超難関試験だと決めつけてしまわないことが大事です。

「社会保険労務士の試験の合格率は平均7%程度」
そのことがわかったのであれば、もう難易度のことは気にしないことです。
難易度の研究は、あなたの合格の可能性を高めることには何の役にも立たないのです。合格率は毎年変動していますが、問題の難易度はそれほど大きく変化していません。受験者側の準備の具合で、合格率が変動すると考えた方がいいでしょう。

試験の結果として意識しなければならないのは、むしろ合格基準です。

社会保険労務士試験の合格基準も、毎年変動します。合格率を下げすぎないように救済する、という側面が強いようですが、ほぼ以下の範囲に収まります。

●選択式試験は、総得点23点~25点が合格ライン。かつ、各科目3点が足切りライン。
●択一式試験は、総得点44点~48点が合格ライン。かつ、各科目3点~4点が足切りライン。

合格基準は毎年微妙に変動しています。これはその年の試験の採点結果をもとに合格基準が変わるからです。試験問題が難しかったかそれほど難しくなかったか。それにより点数は変動します。

ただ、選択式試験で25点以上、択一式試験で48点以上取れる方は、ほぼ間違いなく合格できるということです。

社会保険労務士試験は、試験の申込みをしても、実際には20%の人が試験会場へ行っていない(受けていない)試験です。不合格になってしまう90%の受験者なかには、準備不足の人も決して少なくないのです。繰返しますが難易度を、必要以上に気にする意味はありません。

ただ上記の合格基準の変動があり、毎年1点に泣く人、1点に救われる受験者が少なくないこともまた事実です。

合格基準をはっきりと意識して、それを超えるよう完璧主義は避けること。
それが一発合格の鉄則です。

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