憶えるためには、何度も思い出しましょう

社会保険労務士の資格取得を目指す方には、社会人の方が多いと思います。仕事を続けながらの勉強になりますと、勉強時間を確保することも、また仕事後に気力を維持して勉強するのも大変だと思います。 社労士試験に関わらず、勉強法については人それぞれのやり方があるはずですが、あえて私のケースもお話しさせていただきます。 私も、残業の多い仕事を続けながら、社労士の資格を取得した者の一人だからです。

私の勉強法は感覚をフルに活用することです。 「読む」「見る」「聴く」「声に出す」「書く」、それらのことをすべて活かします。 特に耳の力を頼りにすると記憶効果が高いことを、私は大学受験の英語や世界史の勉強の経験で確信しています。

私はフォーサイトの通信教育を利用したとお話ししました。同社の教材は低価格であるにも関わらず内容が非常に充実しています。合格した私としてもイチオシですが、他社の教材を選ばれる方も、CDやDVDの付いている教材を使うことをお薦めします。 CDとDVDのほかに、基本テキストを読み上げあなたの声を録音して聴けば、学習効果はさらに高まるでしょう。

さてここからが本当の勉強法になります。 自宅での学習は、基礎テキスト、過去問、DVDが中心になります。

まず自力で過去問を解いて解答・解説を確認→DVDの講義を受ける→基礎テキストの該当部分を読むという勉強スタイルです。 時間は掛かりますが、基礎を確実に固めるためには、辛抱強くこの手順を繰り返すのが一番でしょう。 CDとあなたの声を録音した教材は、電車の中や歩行中ほか、机以外の場所でおおいに役立てて欲しいわけですが、頭も身体も疲れきっていて『もうこれ以上、読むことも書くこともできない』という時の勉強法としても効果的です。

フォーサイトの教材を利用する方でしたら、DVDで見た授業を、電車の中などでCDで復習するやり方がよいでしょう。 実際問題として、自宅では過去問をたくさん解いていきたくなりますから、DVDを何回も繰り返して見る時間は取れないと思います。 DVDは1~2回見て印象にとどめておけば十分、ただしCDはMD等に落とし、何度も何度も時間の許すかぎり聴くのです。

その際、DVDで見た講義の様子やテキストの内容を思い出しながら、意識を集中して聴くことです。 英単語にしても社労士試験の勉強にしても、憶える=記憶することは、結局そのこと何回思い出すかに掛かっていると思います。 そのためにCDや自分の声を活用すべきなのです。

「書く」ということについても同じことがいえます。 私はサブノートも用意しましたが、それは殆どまとまったものにはなりませんでした。 但し「書く」ことは大いにやりました。 テキストも問題集も一切閉じたままで、ただ記憶を頼りに思い出して書くのです。 特に社労士試験の、各科目に似たような用語が多いですから、それらが正しく整理できていないと混乱します。 会社に出勤してパソコンを立ち上げたら、ほんの10分だけでも法令用語をバシバシ打ち込んでみるなど、そんな「隙間勉強」の積み重ねが、実力をつけてくれると思います。

繰り返しますが、勉強したことを、何度も何度も思い出すことが大事です。

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