社会保険労務士試験 「合格点主義」の勉強法

完璧を目指さない「合格点主義」がお薦めです

「科目別攻略法」のページでお話しした通り、社会保険労務士の試験は、科目数も多いですし、各科目の出題範囲も広範に渡ります。
たとえ1年間で1000~1200時間の学習時間を確保し実行したとしても、全科目を隅々まで学習するのは不可能に近いというのが私の実感です。

社会保険労務士の試験の形式は、「選択式」と「択一式」の2種類です。幸いなことに他の国家試験のように「記述式」の問題はいまのところ出題されません。

試験は
選択式試験は、各問1点「1科目5点満点、合計40点満点」
択一式試験は、各問1点「1科目10点満点、合計70点満点」

合格の目安は(平成19年度の試験)、
1. 選択式試験は、総得点28点以上かつ各科目3点以上である者
2. 択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者 となっています。

各科目の最低点を満たした上で、全体で6割強の得点が必要になります。とらえ返せば、6割強、7割正解できる力があれば確実に合格できるということです。

仕事を進める時のように、物ごとは隅々まで理解してから進めないと、社会人のみなさんはなにかと不安になってしまうものかもしれません。しかし、こと試験対策に関しては、『合格ラインギリギリの得点をコンスタントに上げる力』を効率良く養うことを、私はお薦めします。全科目まんべんなく合格ラインギリギリを目指すのであれば、よく編集された教材を使って、少ない分量だけをきちんと憶えればいいわけです。それなら量の多さに負けて挫折をしてしまうこともないでしょう。そういう学習法をとれば、おそらく勉強時間も3分の2ほどに圧縮することができるはずです。1年12ヶ月の3分の2ですから8ヶ月。残りの4ヶ月で、模擬試験等を中心にして、合格ラインギリギリの実力を、合格確定の7割までに伸ばしていけばいいわけです。私自身も、通信教育の「フォーサイト」の教材に出会ってから、このような発想の転換をするようになりました。

『脳は、覚えることより忘れることを得意としている器官』というのは本当だという実感があります。
何度も繰り返し学習をしないと、数日前に勉強したことも、どんどん忘れていってしまいます。学習範囲を絞ることで、『満点主義』から『合格点主義』に頭を切り替え学習を始めることをお薦めします。

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